当院の診療方針・強み

チーム・ホエール

スタッフが共に成長し、支え合いながら最善の治療を提供します

クジラの群れのように、スタッフ全員が助け合い、一丸となって治療に邁進したい。それが当院の理念です。

当院には、2名の歯科医師、6名の歯科衛生士、2名の歯科助手、2名の歯科医療事務スタッフが在籍しています。そのスタッフがそれぞれ担当する分野の知識と経験を活かして、一丸となって患者さまの治療にあたっています。

歯科治療は、歯科医師だけではできません。どんな大きな病院でも、それは同じです。質の高い歯科医療を提供するためには、さまざまな分野から歯科医療に携わる者全員が協力し、それぞれの力を遺憾なく発揮できる体制を整えなければなりません。

当院では、スタッフ全員を1つのチームとして「チーム・ホエール」と呼んでいます。そして、当院のシンボルマークにもクジラを採用しています。

お互いにフォローし合うクジラの群れ

クジラの生態をご存知でしょうか。クジラは何頭かでまとまって群れとして生活しています。新たに子どもが生まれると、子育てのためにエサとなるプランクトンや魚を追って、北から南まで群れで旅していきます。

群れの中である1頭がケガをすれば、ほかのクジラがフォローしながら泳いでいきます。そして外敵から襲撃を受けた際は、円陣を組んで群れを守ろうとするのです。

当院でもクジラと同じように、1つのチームとしてお互いの専門的な知識を活かし、フォローし合えるような優れたチーム体制を作りたい。その思いから、チーム・ホエールと呼ぶようになりました。

患者さまも加えたチーム医療

チーム・ホエールのメンバーは、当院のスタッフだけではありません。当院を訪れる患者さまもまた、チーム・ホエールのメンバーの1人なのです。なぜなら、患者さまのご協力なくしては、病気の治療は成り立たないからです。

当院では、患者さまとの絆を育み、しっかりとご意見をお聞きすることで、より良い歯科治療がご提供できると考えています。今後もチーム医療を軸に、高度で良質な最新治療をご提供していきます。

情報の共有

全スタッフが患者さまの状況を把握しています

患者さまの情報をスタッフ全員が共有することで、患者さまからのご質問にもすぐお答えできます。

当院ではより良い歯科治療をご提供するため、スタッフ全員が協力するチーム医療を推進しております。そのためには、スタッフ間のコミュニケーションが欠かせません。

当院では毎朝、スタッフ全員が顔を合わせての院内ミーティングを行っております。ミーティングでは、その日に来院される全患者さまのカルテを回覧。歯科医師、歯科助手、歯科衛生士、歯科医療事務スタッフが、職分にかかわらず全患者さまのデータを共有しています。

スタッフ全員で実現するチーム医療

スタッフの人数も多い大きな歯科医院では、初診のときに対応した歯科医師がその患者さまの治療を最後まで行う、担当制を取っているところが多いかと思います。しかし担当制には、ほかのスタッフが患者さまの情報を共有していないため、担当外のスタッフがフォローしづらくなるという欠点があります。

当院ではスタッフ全員が全患者さまの情報を把握しているため、患者さまのご意見やお問い合わせについて、どのスタッフでもすぐに対応できます。歯科医院全体を1つのチームとして機能させることができるのが、当院のような中規模歯科医院の強みではないでしょうか。

患者さまの声にすぐ対応

院内ミーティングでは、患者さまの情報共有だけでなく、日々の業務の中で気づいたことなども話し合っています。歯科医師や事務スタッフといった職分を超えて、お互いに対等な目線で話し合うことで、患者さまに快適に過ごしていただける、通院しやすい歯科医院を作っていきたいと願っています。

当院の歯科治療の中で疑問点などありましたら、どのスタッフにでも結構です。お気軽にお声がけください。

適切な判断

患者さまの負担を減らすように心がけています

治療中に起こるさまざまな状況を的確に判断し、患者さまを迅速にサポートできるよう、スタッフ教育を徹底しています。

当院は、患者さまにできるだけ負担を感じさせない歯科治療を心がけております。治療時の痛みを軽減することもそうですし、患者さまのお話をじっくり伺って不安の解消に努めることや、ストレスを感じないような院内環境を整えることも、患者さまの負担を減らすために必要と考えています。

お口の中の環境は、患者さまによってさまざまです。すべてのケースにおいて最善の治療を行うためには、高度なレベルの知識と技術が必要です。

また、治療中にはさまざまな事態が起こることもあります。そのときに適切な判断を下して対処するためには、豊富な経験が要求されます。

患者さまを適切にサポートするためには、歯科医師、歯科助手、歯科衛生士、歯科医療事務スタッフという職分にかかわらず、常にレベルアップを目指していかなければなりません。そのため、当院ではスタッフの教育にも力を入れています。

治療中に気分不良となった患者さまのケース

ある患者さまを治療中に、迷走神経反射で患者さまの血圧が急に下がってしまうということがありました。そのときドクターは歯科助手に「バイタルチェックをお願いします」という指示を出したのです。

バイタルサインは、日本語で言うと「生体情報」、もっと簡単な言い方をすると「生きている証」です。医学でバイタルといえば、脈拍、呼吸、血圧、心電図などのデータを指します。しかし歯科では、歯の神経が生きているか死んでいるか調べることを言います。つまり、同じ「バイタル」という言葉でも、状況によって示す意味が違ってくるのです。

バイタルチェックを指示された歯科助手はすぐに状況を察して、慌てず患者さまの血圧・脈拍・酸素飽和度等モニターの計測を始めました。それだけでなく、患者さまが血圧データを見てさらに気分が悪くならないようにと、さりげなく血圧計と患者さまの間に立ち「ゆっくり深呼吸をしましょう」と声をかけながら患者さまの体をさすったのです。

看護の基本をスタッフに周知

一般的な歯科医院では、患者さまの体に触れることはまずありません。不用意に触ると、ハラスメントになってしまう恐れもあるからです。しかし全身疾患の治療では、患者さまの気持ちを落ち着かせるため、肩などに手を触れる、体をさするといったことは看護の基本です。

当院ではあえて、そういった看護の基本をスタッフ全員が学んでいます。患者さまの様子をよく観察し、的確に状況を判断して看護することが、歯科治療にも必要であると考えているからです。

患者さまのバイタルチェックをした歯科助手は、当院に勤めてまだ半年でしたが、状況に合わせて適切な処置を行いました。そのため患者さまも、その後は特に問題なく治療を終えることができました。これも、当院のスタッフ教育が行き届いていることの証ではないでしょうか。

これからも当院では、状況に応じて適切な判断を下し、患者さまをサポートできるようレベルアップに努めてまいります。どうぞ安心してご来院ください。

重度の症状でお悩みの方へ

患者さま一人ひとりに合わせた治療提案書を作成します

当院にはさまざまな症状でお悩みの患者さまにご来院いただきますが、中にはその症状がひどく、お口の中全体を診ながら治療を進めなければならないケースがあります。

また、症状が重すぎて他院で治療を断られた方や、いろいろな歯科医院をたらい回しにされた挙句、適切な治療が受けられなかった方もいらっしゃいます。そのような方は、歯科医院自体を信頼していない場合がほとんどです。

そのため当院では、特に重度の症状の患者さまとは密にコミュニケーションをとり、当院の診療方針をご説明することから始めます。そして、まずは一人ひとりに合った治療提案書を作成し、治療の方向性をしっかりとお伝えします。

治療提案書の重要性

歯科治療とは、非可逆的なものです。つまり、一度治療を行えば、もう元に戻すことができません。そのため、治療を行う前に綿密な計画を立て、患者さまにご納得していただくことがとても重要だと考えております。

たとえばご自宅を改装する場合、リフォームにするのか全面的に建て替えるのか、はたまた突貫工事でできるだけ費用を抑えるのか、さまざまな選択肢があると思います。歯科治療も同様に、選択肢は1つではないのです。

まずは診査・診断を行います

正しい選択肢をご用意し、ご納得いただける治療提案書をお作りするには、正確な診査・診断が欠かせません。自宅の改装でも、どのような工事になるにせよ大工さんがきちんとメジャーで寸法を測り、現在の状態を正確に把握することから工事はスタートします。同じように、患者さまの現在の状態を正確に診査・診断することが大切なのです。

しっかりと診査・診断をしたのち、改めて後日、治療提案書をお渡しします。その際、可能な場合は見積りもお見せします。治療内容だけでなく、費用面も考慮しながら最善の治療を一緒に考えましょう。